May 3, 2011

朗らかに歩め


伊達里子 高田稔 毛利輝夫

朗らかに歩め朗らかに歩めは、小津安二郎第14作目の監督作品である。
1930年(昭和5年)に公開され、小津自身は27歳であった。
晩年、「自作を語る」の中では、次のように述べていた。

「不良少年の更生物語だったかね。
清水宏の原作、といっても口伝えのアイディアを貰ったんだ。」
(引用:「自作を語る」)

■ストーリー
“ナイフの謙”と呼ばれる不良青年・神山謙二は、詐欺や恐喝で生計を立てていた。ある日、謙二は銀座で見かけたタイピストのやす江という純粋そうな女性に一目惚れする。その後、車を運転中のあるアクシデントがきっかけで、謙二はやす江の妹みつ子とも知り合いになる。

3人はピクニックに出かけ、謙二はすっかりやす江に心を奪われてしまった。一方、やす江の方も謙二の素性も知らずに心惹かれるようになる。謙二は、やす江にふさわしい男になるため、悩んだ末にチンピラ稼業から足を洗うことを決心した。

再出発を心に誓った謙二は、ビルの窓拭きの仕事を始めることになった。しかし、そんな謙二に昔の仲間が危ない仕事の相談を持ちかける。それを断った謙二は、仲間と争いになり怪我を負ったうえ、警察に連行されてしまった。刑期を終えた謙二は、やす江への純粋な愛を貫くため、今度こそ更正の道を歩むようになる。

高田稔・・・神山謙二
川崎弘子・・・杉本やす江
松園延子・・・妹・みつ子
鈴木歌子・・・その母
吉谷久雄・・・仙公
毛利輝夫・・・軍平
伊達里子・・・千恵子
坂本武・・・小野社長

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