Jul 13, 2011

楽譜のデジタルアーカイブ化

デジタルアーカイブとは、主に紙などのアナログ媒体でしか保存されていない情報を、スキャナなどを使ってデジタル化し、保管・検索・閲覧が可能な状態にすることです。
古文書や保管文書、書籍や雑誌などは、かなりデジタルアーカイブ化されており、インターネット上で閲覧可能なものも多数存在しています。
オックスフォード大学ボードリアン図書館が、この夏に楽譜約6,000点をデジタルアーカイブ化する計画である、という記事を目にしました。

なるほど・・・。
確かに、楽譜は出版されたものも含め、アナログ状態のままのものが大量にありそうです。
たった6,000点の楽譜をデジタル化するだけで、記事になるくらいですから。
最近は、初めから専用ソフトを使って楽譜を作成するケースが増えているとはいえ、まだまだデジタル化されていない楽譜がどれほど存在しているのでしょうか。

なぜ、そんなことが気になったのかと申しますと、実は父が作曲した吹奏楽の作品を出版する話が持ち上がりまして、父の楽譜を収集する必要が生じたためです。
てっきり、実家に全て保管してあるものとばかり思っていましたが、いくら探しても見つからない楽譜が出てきてしまったのです。
そのため、つい先日桜田門の警視庁を訪問し、警視庁音楽隊の楽譜係の方にも父の楽譜を探していただきました。
しかし、楽譜は年々増えるばかりで、昔の楽譜は必ず保管してあるはずなのですが、膨大な楽譜の中から父の作品を見つけることはできませんでした。
幸い、以前出版した楽譜が残っていたので、それをコピーしていただくことができました。
それを元に、新たに出版することができれば良いのですが。

それにしても、オリジナルの楽譜は一体どこへ行ってしまったのでしょうか。
我が家でさえ、そのような状態なのですから、他の作曲家の遺族の方々も似たような状況ではないかと思います。
せっかく、作曲家が精魂込めて作成した楽譜が、時間が経つと忘れ去られてしまい、オリジナルの楽譜の行方さえわからなくなってしまうのは実に残念なことです。
過去の作品の中には、後世になって評価されるものや、海外で注目を集めるものが必ずあると思います。
しかし、楽譜が消失してしまっては、二度と演奏されることもないし、再評価されることはあり得ません。
そのような、文化的損失が生じないように、過去の楽譜をデジタルアーカイブ化し、保管・検索・閲覧が可能な状態に持っていけるようにしたいものです。
ボランティアでも構わないので、そのような活動のお手伝いができないものかと考えております。

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