高杉早苗 近衛敏明 笠智衆

1936年3月19日公開。
脚本のみ現存、ネガ、プリントなし。
大学よいとこは、小津安二郎第34作目の監督作品である。
1936年(昭和11年)に公開され、小津自身は33歳であった。
晩年、「自作を語る」の中では、次のように述べていた。

「一つ下宿に住んでいる学生達の話ですがね、たのしくない学生生活ですよ。
暗い話です。」
(引用:「自作を語る」)

■ストーリー
東京にある一軒の下宿屋が舞台である。ここには、色々な事情を抱えた学生や、卒業しても職に就けない卒業生などが下宿していた。

藤木と天野は、軍事教練を受け散々な目に遭った。元大学野球の花形選手だった青木は、病気になったため希望を失い、毎日横になったまま天井を見つめている。先輩たちは、就職できず毎日ぶらぶらしていた。

ついに、天野は東京での生活に見切りを付けて、田舎へ帰ることにした。藤木は送別会を開くが、将来に希望を持てない学生たちに明るさはなかった。藤木の恋人千代子は、そんな藤木たちを叱咤激励したが、翌日からは再び絶望的な日常に戻っていった。

近衛敏明・・・藤木
笠智衆・・・天野
小林十九二・・・西田
大山健二・・・河原
池部鶴彦・・・井上
日下部章・・・青木
高杉早苗・・・千代子
斎藤達雄・・・講師
青野清・・・下宿の亭主
飯田蝶子・・・彼の妻
坂本武・・・教官

動画について

①ブルー・インパルス ②オーバー・ザ・ギャラクシー ③オンリー・ワン・アース ④輝く銀嶺 ⑤東京物語(吹奏楽アレンジ) ⑥彼岸花(吹奏楽アレンジ) ⑦秋刀魚の味(吹奏楽アレンジ)

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