カテゴリー:斎藤高順保管資料
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昨年暮れになくなった小津安二郎監督の「東京物語」から遺作となった「秋刀魚の味」までの十年間の作品の映画音楽がクラウン・レコードでLPとして製作されることになった。昨年誕生したクラウン・レコードは、そのはじめてのLP製…
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「東京物語」以後、小津映画の音楽を七本担当した斎藤高順(たかのぶ)さん(六九)も、小津監督と同じ江東区出身。
現在は世田谷区下馬に住む斎藤さんは「私は東陽小学校でしたけど、同じ江東区出身というのは偶然でした。小津さ…
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出席者:岩井直溥、兼田敏、斎藤高順
司会:山田定邦(本誌)
山田 日本の吹奏楽も盛んになってきて、それにともなって、マーチの水準から脱してオリジナルもの、編曲ものを多くとりあげるようになりました。それにつ…
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楽しい仲間たち――作曲家・斎藤高順
私が吹奏楽界に何をしたか振り返って見ますと、何ともお恥ずかしい次第で、作曲家として立ってから二十数年間の自分の作品リストを調べても、吹奏楽作品として出版された曲は「希望のあした」…
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航空音楽隊の想い出――斎藤高順
航空音楽隊の頃の事を述べる前に何故吹奏楽に拘る様になったかを記述します。
終戦前一年足らずを、東京音楽学校(現・東京芸術大学)在学中のまま、陸軍戸山学校に入校させて頂きました。人員…
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(1)信時潔と御交友の時期はいつ頃でしたか。どんな交友関係でしたか。
師弟の間柄ですので、(4)に記します。
(2)信時潔と御交友のあった方、弟子などご存知でしたら、御芳名、御住を教えて下さい。
私の結婚式(昭…
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音楽教育の向上に尽した業績の数々――斎藤高順
☆田園の中での生活
このたび生存者叙勲の栄誉に浴された信時潔先生は確か大阪のお生まれとか伺っておりますが、現在の国分寺のお宅は関東大震災の翌年に建てられたそうですから…
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以下、斎藤高順の投稿を抜粋しました。
今年は歌曲の年(1991年No.18)
つい先頃、音楽之友社から初の拙作歌曲集「春のなだれ」が刊行されましたが、今年は私にとって歌曲と大変かかわりの深い年となりそうです。
5月…
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――私と吹奏樂との縁の始まり 齋藤高順
戦時中の軍楽隊での経験が私の吹奏楽との縁の始まりでした。東京音楽学校(後の東京藝術大学)の作曲科に入学したのは昭和18年、同級生は芥川也寸志君と奥村一君、当時の旧制中学の3年…
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日本歌曲振興会一新・波の会 第47号会報より
斎藤高順 《2000年6月発行》
芸術の分野は大きく分けると観るものと聴くものに分けられます。実際には両方総合されたものも多くありますが、大きく分ければ絵画・彫刻等の…
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両陛下からお言葉を頂いて・・・
斎藤高順 《平成6年3月25日発行》
今年(平成6年)2月21日、月曜日の午後3時半から皇居で警視庁音楽隊の演奏が予定されており、そのプログラムに、私が以前作曲した「組曲・エメラル…
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明るくさわやかに
横浜音楽文化協会会長の斎藤鶴吉(チェリスト)から連絡があった。「読んでますよ。よろしかったら、兄をご紹介しましょうか」。当方、意味を測りかねた。「兄は作曲家で、小津映画をいくつも手がけていますから…
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江東青少年吹奏楽団|「東京物語」や「彼岸花」五十六の俳句を組曲に(読売新聞 地域ニュース 江東版)
江東青少年吹奏楽団が十四日、同区住吉二の「ティアラこうとう」で定期演奏会を開く。同区ゆかりの映画監督、小津安二郎氏…
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世界 事件 ひと 話題|1997年(平成9年)9月27日(土曜日)
「世界のお巡りさんコンサート・イン・ヨーロッパ」(毎日新聞社主管、東京都など後援)に参加する警視庁音楽隊(牟田久寿隊長、66人)は25日夕(日本時…
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東京新聞 したまち版|2020年(令和2年)1月21日(火曜日)
写真:ちらし、プッチャリンさんが載った文庫本を手に、「音楽大行進」の公演をPRするプッチャリンさんときょんちゃりんさん=台東区で
プッチャリンさん企画…
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現在、我家に保管されている父高順が遺した楽譜や各種資料をある程度整理しました。手書きの楽譜類をはじめ、色々な資料、写真などが大きめの紙袋にいくつにも分けて保管されています。分量としては、段ボール箱にすると25、6個分くら…
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著者の福田滋氏は、陸上自衛隊中央音楽隊でユーフォニアム奏者兼チーフ・ライブラリアンを務める自衛官でした。その一方、地元埼玉で幅広い音楽活動を展開する傍ら、月刊誌「バンドジャーナル」の連載を受け持ち、作曲家や遺族への丹念な…
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落合武司氏は、往年のスマッシュヒットナンバー「恋人もいないのに」シモンズの作詞をはじめ、西城秀樹、杉田二郎、浅野ゆう子、大月みやこ、春日八郎等々…フォーク、ポップスから演歌まで幅広いジャンルの作詞を担当しました。作詞以外…
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福田滋氏には何度かお会いする機会がありましたが、いつもその博学ぶり、旺盛な好奇心と圧倒的な行動力には驚かされます。中でも、加山雄三宅へ突撃取材を敢行した逸話には本当に感服させられました。
一見、音楽家というよりもジ…
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片山杜秀氏は、政治思想史が専門の政治学者であり、慶應義塾大学法学部教授を務める傍ら、音楽評論家としても超一流の才人です。クラシック全般から映画音楽に至る幅広い見識の持ち主であり、気鋭の論客としてその才能を遺憾なく発揮され…
動画について
①「早春」より定年について語る山村聰と東野英治郎 ②「生きてはみたけれど」よりサイレントのBGM ③「秋刀魚の味」大杉漣によるパロディ映像 ④「青春放課後」小津安二郎初のテレビドラマ主題曲 ⑤「秋刀魚の味~ポルカ」フランス語バージョン ⑥「日本のシネマ」よりプロムナード第1番 ⑦プロムナード第3番 ⑧野に咲くすみれ