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東京新聞 したまち版「あちゃくちゃスマイル」
東京新聞 したまち版|2020年(令和2年)1月21日(火曜日)
写真:ちらし、プッチャリンさんが載った文庫本を手に、「音楽大行進」の公演をPRするプッチャリンさんときょんちゃりんさん=台東区で
プッチャリンさん企画公演 第4弾は音楽会
喜劇王・チャプリンの姿でパフォーマンスを演じる浅草芸人のプッチャリンさん(69)=本名・中島理一郎、荒川区=によるプロデュース公演「あちゃくちゃスマイル」が2月8日、台東区の「雷5656会館」(浅草3)で開かれる。4回目のステージは「音楽大行進」と銘打った音楽会。
「道化でない部分も出したい」
クラシック系の演奏家と共演するプッチャリンさんは、「道化でない部分も出したい」と張り切っている。あちゃくちゃスマイルは、次々と芸を披露していく出演者たちにプッチャリンさんが絡んで笑いを生むスタイル。昨年2月にスタートした。今回の目玉は、小津安二郎映画の音楽を担当してきた作曲家、斎藤高順さん(1924年~2004年)の親族らによる演奏家集団「サイトウ・メモリアルアンサンブル」の出演。
名画音楽奏でクスッと笑える場面朗読
小津映画「東京物語」「秋刀魚の味」の曲を弦楽器などで演奏、クスッと笑えるような場面の会話をプッチャリンさん、弟子のきょんちゃりんさん、高順さんの次男の民夫さんが朗読していく。「昔の映画にある日本人の心を伝えたい」とプッチャリンさん。
浅草で来月8日「東京物語」や「街の灯」「道」
このほか、チャプリン映画の「街の灯」、イタリア映画の「道」も取り上げる。盲目のシンガー・ソングライター板橋かずゆきさん、百人一首に伴奏を付けて歌う中根美枝さんらも舞台に。サンバ、アルゼンチンタンゴのダンスもあり、ネットテレビ、ラジオのパーソナリティー中島加寿代さんも歌を披露する。(井上幸一)
午後2時開演。入場料3千円(全席自由)。会場は、東武鉄道、東京メトロ、都営地下鉄、つくばエクスプレスの浅草駅から徒歩10分ほど。チケット申し込みは、プッチャリンさん=電090(6110)2754=へ。
東京新聞 したまち版|2020年(令和2年)2月11日(火曜日)
写真:「サイトウ・メモリアルアンサンブル」(後方)の生演奏に合わせ、芝居を演じるプッチャリンさん(中央)=台東区で
浅草で舞台公演
浅草芸人のプッチャリンさん(69)=荒川区=がプロデュースし、出演する公演「第4回 あちゃくちゃスマイル 音楽大行進」が8日、台東区の「雷5656会館」(浅草3)で開かれた。小津安二郎映画の音楽を作曲した故斎藤高順さんの親族らによる「サイトウ・メモリアルアンサンブル」が生演奏。プッチャリンさんらは、小津映画やチャプリン映画、イタリア映画「道」の場面を短い芝居や朗読で表現し、会場の笑いや涙を誘った。この日は、立ち見が出るほどの盛況ぶりだった。
プッチャリンさん客席泣かせる
観客の一人、大矢康行さん(66)=埼玉県新座市=は「『ライムライト』の音楽に合わせた演技では泣けた」と話していた。「かつて役者を目指していたので、やりたかった舞台。不安だったが、お客さまが喜んでくれホッとした」とプッチャリンさん。次回の「あちゃくちゃスマイル」は浅草東洋館(台東区浅草1)で6月6日に開催予定という。(井上幸一)