Mar 23, 2018

小津安二郎作品の魅力を脚本の朗読と映画音楽で味わう朗読コンサート(2018/06/23開催)

朗読コンサートの企画は以前にもありましたが、オリジナル脚本の内容があまりにもマニアック過ぎた点と、朗読者をどなたにお願いしたらよいのか…という課題があり、これまで実現には至りませんでした。
今回、脚本は小津安二郎全脚本集から抜粋することとし、朗読者は元NHKアナウンサーの中村昇さんにお願いするということで、ついに実現の目途がつきました。
中村昇さんは、弟(オーボエ奏者斎藤潔)の奥方めぐみさん(シエナ・ウインド・オーケストラのクラリネット奏者)のお父上で、NHKアナウンサーを長く務められた後、現在は時代小説の朗読イベント等を自主開催するなど、精力的に朗読活動を展開している朗読界のレジェンドのような方です。
中村さんご自身、小津映画が大変お好きということもあり、今回の企画に快く協力して下さることになりました。
また、先頃お亡くなりになった大杉漣さんと小津映画の接点という、ちょっと珍しそうなネタもご用意しておりますので、お時間のある方は是非御茶ノ水ブックカフェ「エスパス・ビブリオ」までお越しになって下さい。
以下は、こちらのサイト(http://sight-and-art.org/トピックス/1046/)に記載した内容と重複しますが、6/23に開催するライブイベントのお知らせです。


人生の黄昏を迎えた男たちが、酒を酌み交わしながら、生きることの侘しさや儚さ、そして家族への思いをしみじみと語り合う…そんな小津映画における象徴的な酒場シーンの数々を、元NHKアナウンサー中村昇氏をゲストに迎え、円熟味溢れる小津脚本の朗読をお届けします。そして、小津作品に絶妙な彩りを添えた小津映画音楽の生演奏をたっぷりとお楽しみください。「東京物語」から「秋刀魚の味」まで、7作品の小津映画音楽に加え、小津監督が愛した音楽の代表的な作品を選曲しました。また、特別企画として2月に急逝した俳優大杉漣と小津映画との接点を映像を交えてご紹介します。
小津作品は、ベルリン、カンヌ、ヴェネチアの世界三大国際映画祭でもたびたび上映されるなど、ヨーロッパの映画ファンから絶大な評価と賞賛を集めていますが、その多くは斎藤高順が音楽を手掛けた作品でした。サ・セ・パリ(フランス)、ヴァレンシア(スペイン)、ビア樽ポルカ(チェコ)、埴生の宿(イングランド民謡)、アニー・ローリー(スコットランド民謡)などがお気に入りだった小津監督は、斎藤にもシャンソン風やマーチ、ポルカ調の曲を作るように希望しました。そのため、斎藤作品はどこかヨーロッパの空気感が漂うモダンな作風となり、小津作品の映像を引き立てる隠し味として大変効果的な役割を果たしたと言えるでしょう。
2015年の秋、斎藤高順の遺志を受け継ぎ、小津映画音楽の魅力を後世へ伝えていくため、遺族を中心に室内アンサンブルを結成しました。サイトウ・メモリアルアンサンブルが奏でる美しく哀愁漂う小津調サウンドと、中村昇氏による小津脚本の朗読をご堪能ください。土曜日の昼下がりは、エスパス・ビブリオで朗読コンサートとワインをゆっくりお楽しみください♪


《第一部》
オープニング
★解説
♪小津監督が愛した音楽…軍艦マーチ
☆上野広小路辺りのおでん屋「お加代」にて(東京物語)
♪「東京物語」より主題曲~夜想曲
★解説
♪小津監督が愛した音楽…主は冷たい土の中に
☆池袋の「ブルー・マウンテン」奥の部屋にて(早春)
♪「早春」より主題曲
朗読者紹介
★解説
◎大杉漣さんを偲んで(大杉さんと小津映画との接点①)
♪「早春」「東京暮色」「彼岸花」よりサセレシア
休憩(10分間)

《第二部》
★解説
♪小津監督が愛した音楽…埴生の宿
☆西銀座のうまいもの屋「若松」の小座敷にて(彼岸花)
♪「彼岸花」より主題曲
★解説
◎大杉漣さんを偲んで(大杉さんと小津映画との接点②)
♪「浮草」より主題曲~ポルカ
★解説
♪小津監督が愛した音楽…オールド・ブラック・ジョー
☆駅前の小料理おでん「うき世」にて(お早よう)
♪「秋日和」より主題曲~ポルカ
演奏者紹介
★解説
♪小津監督が愛した音楽…アニー・ローリー
☆西銀座のうまいもの屋「若松」の小座敷にて(秋刀魚の味)
♪「秋刀魚の味」より主題曲~ポルカ~終曲
エンディング

♪:演奏 ☆:朗読

アンコール?
♪小津調メドレー・ジャズバージョン?

演奏:サイトウ・メモリアルアンサンブル
斎藤章一(チェロ/長男) 内藤景子(ヴァイオリン/長女) 内藤貴司(ホルン/長女夫)
増井裕子(アコーデイオン) 増井咲(キーボード・アレンジ)
企画・解説:斎藤民夫(一般社団法人サイト&アート・デジタルアーカイブス代表/次男)

朗読:中村昇
早稲田大学卒業後、昭和38年NHK入局。NHKニュース、国会中継、選挙報道等のアナウンスを担当。平成13年にNHKを定年退職後、平成15年から愛宕山放送博物館、高島平図書館、大田文化の森、町田市立中央図書館、柏市今谷ふるさとセンターで、時代小説読み語りの会を開催し朗読を行う。現在はNHK BSニュース、NHKラジオ深夜便のニュース、FM「邦楽百番」のアナウンス等を担当。

斎藤高順(さいとうたかのぶ)
1924年12月8日、東京深川出身の作曲家、指揮者。東京音楽学校(現東京芸術大学)を卒業後、ラジオや映画音楽を中心に作曲家として活躍。小津安二郎監督に認められ、東京物語(1953年)から早春(1956年)、東京暮色(1957年)、彼岸花(1958年)、浮草(1959年)、秋日和(1960年)、遺作となった秋刀魚の味(1962年)まで、小津作品の音楽を担当。映画やテレビの音楽を担当する他、行進曲「ブルー・インパルス」を作曲するなど、吹奏楽、歌曲、ピアノ曲、合唱曲など多数作曲、出版。2004年4月11日、虚血性心不全のため逝去。

日時:2018年6月23日(土) 15:00~17:00(14:30開場)
会場:エスパス・ビブリオ (book cafe)
参加費:2,500円 ワンドリンク付き (当日精算)
予約制:電話またはメールにて受付 ※定員70名様
【電話予約】03-6821-5703(火~土 11:30~20:00/日・月・祝休)
【メール予約】info@espacebiblio.superstudio.co.jp
件名に「6/23小津映画朗読コンサート希望」とご記入の上、お名前・電話番号・参加人数をお知らせください。追って返信メールにて予約完了をお知らせいたします。


住所:〒101-0062 千代田区神田駿河台1-7-10
YK駿河台ビルB1F 電話:03-6821-5703
E-mail:info@espacebiblio.superstudio.co.jp
URL:http://espacebiblio.superstudio.co.jp
営業時間(定休日/日曜日・月曜日・祝日)
火曜日~木曜日(11時30分~20時)
金曜日(11時30分~22時)
土曜日(12時~20時)

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