≫「箱入り娘」解説頁へ
飯田蝶子 田中絹代

1935年1月28日公開。
脚本のみ現存、ネガ、プリントなし。
箱入娘は、小津安二郎第32作目の監督作品である。
1935年(昭和10年)に公開され、小津自身は32歳であった。
晩年、「自作を語る」の中では、次のように述べていた。

「「箱入り娘」シリーズを作るという話もあったけど、これ一本で終った。
正月二週に出る写真でね、暮の三十日にクランク・アップの予定がキャメラの故障で遅れちゃって、大晦日の晩が徹夜、やっと元日の朝出来上った。
皆、髭面で雑煮を祝ったことを覚えてますよ。」
(引用:「自作を語る」)

■ストーリー
早とちりでお人よしの喜八は、いつも息子に叱られていた。おしげは木綿問屋の若旦那に気に入られており、おしげの母おつねは彼女を木綿問屋に嫁がせようとしていた。

喜八は、何とかこの縁談をまとめようと奮闘する。だが、おしげには近所に下宿している荒田という恋人がいたのだ。

事情を知った喜八は、結婚式の当日になって大慌てで式を中断させた。何とか自分を悪者にして、その縁談を台無しにしてしまう。その後、おしげと荒田は汽車に乗って新婚旅行へ出発した。

飯田蝶子・・・おつね
田中絹代・・・おしげ
坂本武・・・喜八
突貫小僧・・・富坊
竹内良一・・・荒田
青野清・・・村田
吉川満子・・・おたか
縣秀介・・・大旦那
大山健二・・・若旦那

sight-and-art.org

動画について

①ブルー・インパルス ②オーバー・ザ・ギャラクシー ③オンリー・ワン・アース ④輝く銀嶺 ⑤東京物語(吹奏楽アレンジ) ⑥彼岸花(吹奏楽アレンジ) ⑦秋刀魚の味(吹奏楽アレンジ)

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