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女房紛失
斎藤達雄 岡村文子
1928年6月15日公開。
脚本、ネガ、プリントなし。
女房紛失は、小津安二郎第3作目の監督作品である。
1928年(昭和3年)に公開され、小津自身は25歳であった。
晩年、「自作を語る」の中では、次のように述べていた。
「これは、何かの雑誌の懸賞当選脚本でね、あまり面白いものとは言えなかったな。
実をいうと話もよく覚えていないんだ。
会社からの天下り企画だった。」
(引用:「自作を語る」)
■ストーリー
曜子は、夫の譲次にはもったいないくらい申し分のない妻である。しかし、なぜか譲次は妻ではなく、踊り子に夢中になってしまった。
心配した曜子の伯父が探偵を雇った。譲次の行動は、探偵に監視されるようになった。ついに、踊り子と譲次はホテルへと向かった。二人のあとを、探偵と曜子はこっそり尾行するのだった。
斎藤達雄・・・譲次
岡村文子・・・由美子
国島荘一・・・探偵
菅野七郎・・・泥棒
坂本武・・・伯父
松井潤子・・・譲次の妻曜子