≫「また逢ふ日まで」解説頁へ
岡譲二 岡田嘉子

1932年11月24日公開。
脚本のみ現存、ネガ、プリントなし。
また逢ふ日までは、小津安二郎第26作目の監督作品である。
1932年(昭和7年)に公開され、小津自身は29歳であった。
晩年、「自作を語る」の中では、次のように述べていた。

「この写真では岡田嘉子をはじめて使った。
仲々うまい人だと思いました。
それに、この作品は僕のはじめてのサウンド版だった。
前年の昭和六年に蒲田では「マダムと女房」をトーキーで撮っていて次第に皆トーキーに変って来た頃だったが、僕一人はいきさつがあって、ずっと後までサイレントで頑張ってた。
キャメラの茂原君、彼が当時自分のトーキーを研究しててね、僕は出来たらそれを使うと約束してあったんだ、だから蒲田でやっている土橋式は僕は使わなかったわけなんだよ。」
(引用:「自作を語る」)

■ストーリー
主人公は、娼婦を愛してしまい一緒に暮らすようになった。そのため、裕福な実家からは勘当されている。

彼は出征することになったが、そのことを父や妹には告げずに戦地へ向かおうとしていた。彼は親不孝者のまま出征する方が、戦死しても父の悲しみは少ないだろうから、むしろ親孝行なのだと言った。

恋人の娼婦は、彼の悲痛な思いを聞き、家族に出征のことを知らせた。父と妹は、急いで駅まで駆けつけた。しかし、ちょうど汽車は出たところで間に合わなかった。

岡田嘉子・・・女
岡譲二・・・男
奈良真養・・・父
川崎弘子・・・妹
飯田蝶子・・・女中
伊達里子・・・女の友達
吉川満子・・・女の友達

動画について

①ブルー・インパルス ②オーバー・ザ・ギャラクシー ③オンリー・ワン・アース ④輝く銀嶺 ⑤東京物語(吹奏楽アレンジ) ⑥彼岸花(吹奏楽アレンジ) ⑦秋刀魚の味(吹奏楽アレンジ)

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