東京物語


山村聡 原節子 杉村春子 香川京子

東京物語東京物語は、小津安二郎第46作目の監督作品である。
1953年(昭和28年)に公開され、小津自身は50歳であった。
晩年、「自作を語る」の中では、次のように述べていた。

「親と子の生長を通じて、日本の家族制度がどう崩壊するかを描いてみたんだ。
ぼくの映画の中ではメロドラマの傾向が一番強い作品です。」
(引用:「自作を語る」)

■ストーリー
広島県尾道で暮らす平山周吉と妻のとみは、久しぶりに東京に住む子供たちを訪ねてみることにした。学校の教師をしている末娘の京子に留守を任せて、二人は汽車に乗って東京へ向かった。

最初に向かった先は、長男幸一の所だった。幸一は医者をしているが、休日でも診療が忙しくて、とても両親の相手をしている暇などなかった。周吉ととみは、今度は長女の志げが経営する美容院を訪ねてみた。ところが、ここでも志げと夫の庫造は仕事に追われ、忙しくて両親をもてなす余裕はなかった。

わざわざ尾道から出て来たというのに、まるで子供たちから相手にされず寂しい思いをする周吉ととみだった。そんな二人を慰めてくれたのは、戦死した次男の嫁紀子だった。紀子は、翌日会社を休んで二人を東京見物に案内し、夜は自分のアパートで心からもてなしてくれた。

一方、両親の世話が面倒な幸一と志げは、お金を出し合って両親を熱海の粗末な旅館へ宿泊してもらうことにした。早速、熱海へと向かった周吉ととみだったが、旅館は夜になると騒々しくて、とても年寄りがゆっくりくつろげるような場所ではなかった。二人は、翌日には早々に旅館を後にして、志げの美容院へ戻ってきてしまった。

しかし、志げに迷惑がられてしまい、二人は行き先がなくなってしまうのだった。周吉は、東京にいる旧友と久しぶりに再会し、酒を酌み交わし旧交を温めることになった。とみは、再び紀子のアパートに泊めてもらうことにした。紀子は嫌な顔ひとつ見せず、とみを心から歓待してくれた。

紀子のやさしさに心を打たれたとみは、もう死んだ次男のことは早く忘れて、再婚して幸せになって欲しいと紀子に告げるのだった。周吉ととみは、子供たちに歓迎されはしなかったけれど、久しぶりに元気な顔を見られただけで満足だった。

二人は、翌日の列車で尾道へ帰っていった。ところが、それから何日も経たないうちに、とみが危篤との電報が子供たちに届いた。子供たちが尾道の実家に到着した翌朝早く、とみは息を引き取った。

葬儀が終わると、幸一と志げはそそくさと東京へ帰っていった。紀子だけが、しばらく尾道に残り色々と面倒を見てくれた。京子は兄や姉たちの冷たい態度に憤慨したが、紀子は幸一や志げの生き方にも理解を示し、決して責めるようなことはしなかった。

紀子が東京へ帰る日がきた。周吉は、東京では自分たち夫婦に本当によくしてくれたと感謝した。そして、紀子の将来を案じて再婚を勧めた。紀子は本当は自分も寂しさや不安感でいっぱいであることを涙ながらに話した。周吉は、とみの形見の時計を紀子に渡した。紀子は列車の中で、周吉からもらった時計をながめながら感慨に耽った。

笠智衆・・・平山周吉
東山千栄子・・・平山とみ
原節子・・・平山紀子
山村聡・・・平山幸一
三宅邦子・・・平山文子
毛利充宏・・・平山勇
杉村春子・・・金子志げ
村瀬禪・・・平山実
中村伸郎・・・金子庫造
大坂志郎・・・平山敬三
香川京子・・・平山京子
十朱久雄・・・服部修
長岡輝子・・・服部よね
東野英治郎・・・沼田三平
高橋豊子・・・隣家の細君

sight-and-art.org

動画について

①ブルー・インパルス ②オーバー・ザ・ギャラクシー ③オンリー・ワン・アース ④輝く銀嶺 ⑤東京物語(吹奏楽アレンジ) ⑥彼岸花(吹奏楽アレンジ) ⑦秋刀魚の味(吹奏楽アレンジ)

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