“Saitos Kosmos” Saito, Takanobu: Tokyo Story – Miki Aoki
小津映画音楽ピアノ曲集「Tokyo Story」のCDが、2018年10月20日にキングインターナショナルより発売されました。音楽のジャンルはクラシックの扱いなので、日本国内ではクラシック音楽のCDが大きく扱われることは極めて稀です。収録作品は、前半に「東京物語」を始めとした小津映画音楽関連が9曲、10曲目以降は父高順のピアノ小品が18曲で計27曲、トータル62分16秒に及ぶ大作アルバムとなっています。
しかし、世界の映画界を代表する巨匠小津安二郎監督の作品を採り上げているせいもあり、国内でもいくつかのメディアが「Tokyo Story」の記事を掲載しています。代表的なものをご案内しますと、朝日新聞(2018年10月22日)、CDジャーナル(2018年11月)、東京新聞(2018年11月20日)、日経新聞(2019年1月5日)に記事が載っていました。該当箇所をPDFにしましたので、以下よりご覧ください。
全画面表示 → 「Tokyo Story」の新聞記事
一方、最初にCDが発売されたドイツでは、有名な音楽専門サイト”Klassik.com”に紹介記事が掲載されました。
また、”Piano News”という音楽雑誌(2019年1月号)では高評価を得たと聞いています。”Klassik.com”では、もちろん小津作品に触れていますが、その他の小品集(三つの宝石、三つの淡彩画、大宇宙のピアノファンタジー)についてもかなり紙面を割いて紹介しています。ライナーノーツには、CD誕生に至る経緯などについて記載した文章がドイツ語と英語で載っていますが(私の駄文です…笑)、曲に関する解説はほぼありませんので、その辺に対する不満も”Klassik.com”には書かれており、このご指摘については私も全くその通りだと思います…(苦笑)。”Klassik.com”のオリジナル記事はコチラからリンクできます。 → Klassik.com