小津安二郎が愛したお天気のいい音楽コンサート(作曲家 斎藤高順 回顧録)開催!

2019年9月、小津映画音楽イベントを2回開催します。第1回目は9月7日の15時から、お茶の水ブックカフェ“エスパス・ビブリオ”に於いて、「日本映画音楽の父・吉澤博の功績と小津映画音楽の生演奏によるトーク&ライブイベント」です。
《エスパス・ビブリオ文明講座特別企画》

そして、第2回目は9月28日の15時半から、小津安二郎記念蓼科高原映画祭にて、「小津安二郎が愛したお天気のいい音楽コンサート(作曲家 斎藤高順 回顧録)」の開催が決定しました。
《第22回 小津安二郎記念蓼科高原映画祭》

日本映画音楽の父と呼ばれた吉澤博は、母方の祖母の弟にあたります。つまり、吉澤博も斎藤ファミリーの一員なのです。今回のイベントは、いずれも家族をテーマとした、家族によるトーク&ライブイベントと言って差し支えないでしょう。

小津監督は5人兄弟であり、父高順にとって記念すべき最初の映画「東京物語」の平山家も5人兄弟でした。そして、私たち斎藤ファミリーも5人兄弟なのです。小津監督は次男でしたが、兄弟の中では異色で型破りな存在でした。一方、「東京物語」の次男昌二は戦死しておりスクリーンに登場しませんが、昌二の妻紀子を演じた原節子が物語の中心的な役割を演じました。

斎藤ファミリーの次男は私ですが、斎藤家においては唯一音楽家にならなかったため、常に家族の中では浮いた存在であり、「東京物語」の次男昌二同様、長い間全く存在感がありませんでした。父の音楽から最も遠くにいた私が、兄妹に呼びかけて、父の作品によるイベントを企画・開催しているわけですから、亡き両親にしてみたら驚き以外の何ものでもないでしょう。

小津監督は、家族の何気ない日常の中に垣間見える、人生の無常やもののあはれを描き続けました。常に家族をテーマとした小津映画の音楽は、子や孫に受け継がれ、小津組に携わった多くの方々の魂へ語り掛ける“お天気のいい音楽”となって、錦秋の蓼科高原へと響き渡ります。

小津作品の音楽を手掛けた斎藤高順の遺族(長男、次男、長女)を中心に、今回は新たに孫(四男の娘)も加えた、ファミリーアンサンブルによる小津映画音楽のトーク&ライブイベントをお届けします。


【タイトル】
「小津安二郎が愛したお天気のいい音楽コンサート(作曲家 斎藤高順 回顧録)」

【スケジュール】
2019年9月28日 15:30~
茅野市民館コンサートホール
《映画祭スケジュール》

【プログラム】
第一部 少年時代から作曲家デビューまで
♪『浮草』より主題曲~ポルカ(演奏)
斎藤高順プロフィール紹介
少年時代(解説)
♪『早春』より主題曲(演奏)
戦時中のこと(解説)
♪小津監督が愛した音楽メドレー・ヨーロッパ編
終戦後のこと(解説)
作曲家デビューの頃(解説)
♪『秋日和』より主題曲~ポルカ(演奏)

休憩(10分間)

第二部 小津監督との出会いから別れ
♪小津監督が愛した音楽メドレー・アメリカ編
小津監督との出会い(解説)
♪『東京物語』より主題曲(演奏)
『東京物語』の隠れた名曲誕生秘話(解説)
♪『東京物語』より夜想曲(演奏)
小津監督が好んだ「お天気のいい音楽」とは(解説)
♪『早春』『東京暮色』『彼岸花』よりサセレシア(演奏)
小津監督との別れ(解説)
♪『秋刀魚の味』より主題曲~ポルカ~終曲(演奏)
♪『彼岸花』より主題曲(演奏)

【演奏】
サイトウ・メモリアルアンサンブル
 斎藤章一(斎藤高順 長男、チェロ)
 内藤景子(斎藤高順 長女、ヴァイオリン)
 斎藤みゆき(斎藤高順 孫、ホルン)
 増井裕子(アコーディオン)
 増井咲(ピアノ、アレンジ)
斎藤民夫(斎藤高順 次男、企画・解説)

【プロフィール】
斎藤高順(1924年12月8日~2004年4月11日)
東京深川出身の作曲家、指揮者。東京音楽学校(現東京芸術大学)を卒業後、ラジオや映画を中心に作曲家として活躍。小津安二郎監督に認められ、「東京物語」から「秋刀魚の味」まで7作品の小津映画音楽を担当した。その後、航空自衛隊音楽隊長、警視庁音楽隊長を歴任。行進曲「ブルー・インパルス」等の吹奏楽作品をはじめ、管弦楽、室内楽、歌曲、ピアノ曲など多くの作品を遺した。

斎藤民夫
コンピュータ関連企業で取扱い説明書やカタログ制作業務に従事、その後某制作会社の取締役を経たのちに独立、一般社団法人サイト&アート・デジタルアーカイブスの代表理事としてトーク&ライブイベントの企画・開催などを行う。作曲家斎藤高順の次男。

サイトウ・メモリアルアンサンブル
斎藤ファミリーを中心とした演奏家集団。東京芸術大学はじめ、全員が有名音楽大学出身。オーケストラやミュージカルでの演奏、音楽教育者・指導者、スタジオミュージシャンなど、幅広い分野で活躍中。今回、蓼科高原映画祭初参加の長男章一は、東京芸術大学大学院卒業後、オーケストラや色々なアンサンブルの首席奏者を務めたベテランチェリスト。斎藤高順の孫みゆきは、四男潔(オーボエ奏者)の長女で、東京芸術大学在学中のホルン奏者。母はシエナウインドオーケストラの首席クラリネット奏者中村めぐみ。

増井咲
東京音楽大学ピアノ科卒業。現在は、ドラマ・映画・CMの楽曲制作や編曲、ピアノ曲集の編曲、ライブサポートなど、幅広いジャンルで活動中。サイトウ・メモリアル全作品のアレンジ担当。新進気鋭のピアニスト兼アレンジャー・コンポーザー。増井裕子(アコーディオン)とは母娘。

動画について

①ブルー・インパルス ②オーバー・ザ・ギャラクシー ③オンリー・ワン・アース ④輝く銀嶺 ⑤東京物語(吹奏楽アレンジ) ⑥彼岸花(吹奏楽アレンジ) ⑦秋刀魚の味(吹奏楽アレンジ)

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