EXPO70 みどり館アストロラマ「前進」のテーマ(1/2)
大阪万博(EXPO70)を知っている人は、いまや中高年の世代になりました。
私は当時小学生でしたが、あの頃のことは今でも記憶の片隅に残っています。
父(高順)が、みどり館アストロラマの「前進」という短編映画の音楽を担当したため、私も一応関係者の家族ということで、パビリオンには並ばずに入場することができたことを懐かしく思い出します。
アストロラマは、確か午前中に「前進」、午後に「誕生」という10分程度の作品が上映されていたと思います。
まだ父が存命の頃、「前進」のテーマ音楽をオープンデッキで聴かせてもらったことがありましたが、確かその後カセットテープにダビングしているはずなんですが、その辺の記憶が定かではありません。
なぜ急に「前進」の音楽を思い出したかと言いますと、偶然アマゾンで「行進曲“輝く前進”」が販売されていることを知り、急に懐かしくなったためでした。
「前進」の音楽は、「行進曲“輝く前進”」の主題による変奏曲のようなスタイルの作品群でした。
私の記憶違いかも知れませんが、祭のシーン、自衛隊の音楽隊が行進するシーン、海のシーン(セーリング?)、蒸気機関車のシーン、いろは坂?のシーン、退館の時のBGMなどに、それぞれ「行進曲“輝く前進”」のバリエーションが用いられていたように記憶しています。
あの貴重なカセットテープは一体どこへ行ってしまったのか?
あちこち心当たりを探してみたところ、奇跡的に見つけることができました。
生憎カセットデッキが壊れてしまったので、アマゾンでカセットテープをMP3に変換するコンバーターを注文し、全曲MP3へ変換することに成功しました。
もはや世界のどこにも無いかも知れない貴重な音源です。
以下にアップしましたので、もし良かったらお聴きになってみて下さい。
また、「前進」のベースとなった「行進曲“輝く前進”」も以下にアップしました。「前進」というキーワードは、あの時代の空気感を良く表していると思います。
世の中がだんだんと豊かになり、誰もが前を向いて生きていたあの頃…。日本中が未来に明るい希望を抱くことができた時代でした。